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花冷え

桜が咲く前後に寒気が下って、
春とは思えないような寒さになることを一般に花冷えと言う。

今年は、暖冬で比較的暖かい厳寒期を過ごしたが、
春の訪れが遅く、
未だに炬燵無しでは過ごすのが無理な気温となっている。
炬燵が仕舞えない内は、春とは言えない。

最低気温は10℃前後で、
個人的にはこのくらいの気温が好きなので、
不満というより、むしろ歓迎している。

海面水温は15℃と、まだまだ冬。
今年は厳寒期でも15℃だったので、
もう三か月もほとんど変化が無い。

プランクトンはそこそこ発生しているが、
まだ大発生という訳ではない。
大量に発生すると、ラインにプランクトンが絡みつき、
釣行毎にリサイクラーを使ってのゴミ取り作業が必要になるが、
今はまだ不要である。

真鯛の雄を数枚さばいてみて分かったことだが、
白子の量が最盛期の半分というのがほとんどで、
本格的な産卵は、これからというところだ。

海中も花冷えしている。


鯛ラバ実釣研究サイト「釣三丸 web」

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スイッチのオンオフ

マダイは、中型以上になると
他の大型フィッシュイーターに狙われることがないので、
単独行動をするようになる。

クロダイとちがって、犬歯があることから、
マダイもベイトを捕えやすい口にはなっているが、
ブリなどの青物ほど長くベイトを追い掛けることはできない。

したがって、ベイトに対する捕食スイッチは、
ベイトを追いかけまわしている大型魚に比べると、入りにくい。
かといって、スイッチを入れると、
猪突猛進するヒラメなどよりは入りやすい。

つまり、ほどほどにスイッチの
オンオフがあるのがマダイという訳だ。

魚信はあるが、鈎に乗らない状態のことを、
「プレコンタクト」と私は名付けているが、
この接触の仕方がマダイには多い。

そこで、私は、マダイには
二種類のスイッチがあるのではないかと考えた。
一つは、くわえて反転するような勢いのあるスイッチ。
二つ目は、噛んでみて食えるかどうかを確かめるような、
いわゆる「甘噛み」というスイッチ。

前者は「捕食スイッチ」
後者は、「興味スイッチ」と呼んでいる。

タイラバは、動きの遅い疑似ベイトなので、
どちらのスイッチでも入る。
活性が低い時は、なんだなんだとタイラバに近付いて来て、甘噛みをするし、
活性が高ければ、いきなりガツンとくわえて、反転する。

そういうスイッチのちがいを肌で感じられるようになると、
鯛ラバは、ますます愉しくなる。


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時化続き後の出船で健康回復

2月6日に出船してから、
12日ぶりに船を出したかと思えばまた時化が続き、
次の釣りは、7日ぶりだった。

小漁師とは言え、
こうも時化が続くと、さすがに、うんざりだった。
2、3日は開いてもストレスはあまり感じない。
4日を過ぎる頃からため息が多くなり、
1週間を超えると、運動不足で身体がぐうたらになる。

待ち侘びた凪がやってきて、船を出すと、
体力の続く限り海の上に居る。
ふくらはぎや腰回りの筋肉が痛みだしても続ける。

午前8時に出港して、
納竿は、午後1時から2時の間という場合がほとんどだ。
2時まで頑張ると、魚の加工は無理なので、
完全放流日(パーフェクトリリースデー)にしている。
つまり、キャッチ&リリースで、釣りのみを楽しむ。

当然、漁の日も少なかったのだが、
普段より余計に切り身を作っておくのが習慣となり、
2、3週間は大丈夫なようにしている。

直近の出船では、6時間を船上で過ごし、
うねりが強い中を意図的に立っていたので、
随分と体幹が鍛えられて、存分に疲労した。
血の巡りも回復し、さわやかな気分となった。

こういう実感は、過去に覚えがない。
まるで、まる一日、山歩きをしたかのようだった。


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暖冬なわがまま

この冬、室温が3℃未満という日は、
今のところ、1日しかない。
今季の最低は、2℃だったが、そ
れも僅かな時間に過ぎなかった。

ぬるいなあという日が多い。
10℃前後では、
コタツの電源をオフにするかオンにするかで迷う。
オンにすれば、熱過ぎるし、オフなら足が冷えてしまう。
理想的には、5℃から7℃くらいがちょうどいい。

ほぼ付けたままで、快適というのがいい。
手の指の先以外は、冷たさを感じることはなく、
コタツ以外の暖房が無い古民家の部屋では、
まるで山小屋にいるような、
リゾート気分を味わうことができる。

暖冬は、歓迎すべきなのだろうが、
「おおー、さむっ!」という言葉がこぼれるくらいの寒い室内も、
時々はあってもいいと思う。
湯船でぬくもる楽しさも増す。

寒いはずの冬が、
そうでないと、何だか物足りなくなるのが、
夏とはまるで違う感覚である。


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猪年に思う

今年はイノシシ年。

イノシシと言えば、獅子鍋だが、
冷凍ブロックをスライスして、
すき焼きの牛肉の代わりに食べるのが好みである。

親戚が捕獲免許を持っていて、
時々お裾分けしてもらっていた。かなり旨い。
田舎に住んでいると、イノシシは珍しくはない。
実物もたまに見かける。

猪突猛進というより、
興奮すると噛みつくのが厄介だ。
警戒心の強い動物なので、
人がいることを教えてやれば、逃げていくが、
ばったり出くわしたりすると、大変だ。

魚は、天然のものが多いのに、肉は、ほとんどが養殖である。
野生の肉はジビエといって、
スーパーに並んでいることはほとんど無い。
ネットで買えるが、100g千円と、かなり高い。
アメリカ産の輸入豚ならその十分の一程度の価格。
かなうはずもない。

イノシシのオスとメスの豚が交配すれば、
イノブタというハーフが生まれる。
これも僅かだが養殖されている。豚も祖先はイノシシだ。

日本近海は天然魚が豊富なので、
漁師が海から獲ってきたほうが安上がりだが、
陸の場合、猟師は極めて数が少なく、捕獲量もごく僅かである。
魚よりずっと解体が難しい上に、専門の工場もめったにない。

地方によっては、報奨金を出しているが、
捕獲したイノシシは焼却処分される。
もったいない話だが、解体のコストと手間を省く方が経済的である。

九州の大分では、ジビエ関連の会社が比較的多く、
イノシシは少なからず食べられていて、
猪肉は、各地に発送されている。

過疎化が進み、耕作放棄地や空き家が増え、
イノシシは大繁殖している。
近い将来、過疎の自治体では、
人よりもイノシシの数の方が多くなるだろう。
いや、既に限界集落などでは、現実となっている。

都市集中へと日本は相変わらず猪突猛進しているが、
イノシシ年の今年くらい、
過疎について真剣に考えてもいいだろう。


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プロフィール

藻岩釣三

Author:藻岩釣三
退職後、島に古民家を借りて住み、島の港に船を置かせてもらい、凪の日はいつも沖に出て実釣研究にいそしんでいる。鯛ラバとマダイ料理の研究家。

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